SOMEDAY's Studio~改~Japanese Medaka

メダカのことが中心のブログです。それ以外のことも時々書きます。

背びれ無しタイプのサファイアの受精具合

皆さん、こんにちは!
(11度/0度)


今日は実際に背びれ無しタイプのサファイアを採卵してみて気づいたことを書きたいと思います。


昨年、朝倉メダカ倶楽部の仲山さんから、サファイアを譲っていただいたとき、「背びれ無しは、交尾が下手だから背びれ有りをおすすめします」ということで、背びれ有りを譲っていただきました。また、数名の方から異口同音に「背びれ無しタイプは受精率が悪いらしい」という話を聞きました。


巷で囁かれている、この「らしい」を検証してみたいと思っており、ウチにいる背びれ有りのタイプから1%の確率で生まれてきた、虎の子の背びれ無しタイプのオス1、メス2をチェックしてみました。


結論を先に書きます。
その噂が当たることもあれば、外れることもある。


どういうことかと言うと、メスAは、普通に受精します。何の障害もありませんでした10数粒、ほぼ受精卵です。
メスBはと言うと、この子が噂通りの数字で、受精率が10%程度でした。割合で言うと、10粒に対して1粒のみ受精しているという具合です。
この数字は、背びれ有りでも滅多にない激低の確率です。相性が悪いのかもしれませんが、この部分がクローズアップされて、「背びれ無しタイプのサファイア」⇒「受精に難有り」という理由で敬遠されていると推測します。


ウチでは分母が少なく断言はできないのですが、「背びれ無しタイプを導入するときには、複数のペアを導入したほうが、換えが効く」と、少々短絡的な見解ですが、今ある数字から言える答えです。


受精ってオスの問題じゃないの?とも思うのも事実です。ですが、ウチには背びれなしタイプのオスは1匹のみなので、「オスの問題」と断じることはできません。
単純に「相性」の問題なのかもという可能性も、完全否定はできません。


現状から、先に書いた「その噂が当たることもあれば、外れることもある」という言い方になります。推測ではなく目の前の事実からしか判断することができませんので、ウチの現状をレポいたしました。


一縷の望みを言うなら、メスBは産み始めてから1週間程度なので、受精率が上がる「かも」しれませんが、それにしても10%はほぼ受精していないと言っても過言ではありません。
そして無精卵が多いとなると産卵床に産み付けさせた場合、確実にカビが伝染するので、手で採卵して無精卵を取り除かなくてはなりません。
4~5日かけて100粒採れば10粒程度は受精卵が拾えますが、果たしてそこまでモチベーションが続くかどうかの問題もあります。


運良くメスAのような子を入手された方には、「受精率が悪いのは単なる噂」で終わるのですが、メスBのような子を入手された場合、「噂は本当だった」となると思います。


もう1匹メスが居たら、Aのような感じか、Bのような感じか?
Aは偶然だったのではないか?逆にBが偶然なのかも?
オスが違ったら、結果も違うのでは?
色々と可能性を考えますが、現状のご報告です。


それでは今日はこの辺で。

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