結局手摘みです
皆さん、こんにちは!
(9度/3度)
順調に産卵が進んでいる松井ヒレ長黒蜂ですが、産んだ卵はご覧のとおり。
無精卵からのカビが蔓延し、残念な状況になっています。
結局手で採ることにしました。
サテライトに親を移動させました。
昨日から採卵を始めて、昨日と今日で40個ほど採れました。明日と明後日まで採って、見込み80個。これだけ採れば安心です。種親はWebショップに補充します。種親クラスをお探しの方は、乞うご期待。今度の日曜日の22:00にアップする予定で進めてまいります。変更になった場合には、記事でお知らせいたします。
手摘みの採卵は、手際良く作業をするのが理想です。種親への負担を考慮して。
まずは手をよく洗って清潔にし、浅めの網でメスを掬ってメスの腹から素早く卵を採ります。
左手の手のひらに卵の塊を乗せ、右手の人差し指の腹で、左手に置いた卵を円を描くようにこねて卵をバラします。バラバラにほぐれた卵を、メチレンの水溶液を張ったボウルなどに移し、軽くエアレーションすると、卵に酸素が行き渡り、油膜も張らないので孵化率がグンと上がります。卵を入れたボウルは、稚魚を育てる水槽に浮かべ、温度を合わせると加温している状態になりますので、生まれた針子を移動させても安全です。
基本的なことですが、「250÷水温」で、おおよその孵化日が計算できます。水温が25度であれば、10日くらいで孵化します。水温が25度よりも高ければ、孵化までの日数は短くなり、逆に23度などのように低ければ、11日~12日で孵化する様子を見ることができます。
メダカの冬採り、やってみませんか?オフシーズンでもかなり楽しめると思います。
それでは今日はこの辺で。

