水温上昇対策(過昇温対策)の検証
皆さん、こんにちは!
(18度/12度)
気温こそ上がりませんでしたが、日差しもあり天気に恵まれた佐賀地方。昼間の水温は20度オーバーで、暖かくなる時間帯では産卵もありました。
さて今日は、先日お問い合わせを頂いた水温上昇対策の検証を行いました。
まずは4つ、13リットル型のNVボックスを並べました。
左から、A:青のボックス(直置き)、B:黒のボックス(直置き)、C:発泡板に乗せる、D:簀の子の上に乗せるという4パターンを用意しました。
Aの青いボックスは、Bの黒と比較してどのくらい温度への影響が少ないかを見るために設置してみました。
Cの発泡板は、Bの直置きと比べて地熱をカットできるかを検証するため。
Dの簀の子は底面に風通しがあるとどのくらいの効果があるのかを見るため。
それぞれの意図をもって設置しました。
日の当たり方が揃うように12:30に設置し、3時間放置しました。
早速結果を見てみましょう。
まずは基準になるBの黒のボックス(直置き)
25.5度です。
続いてはAの青のボックス(直置き)
24.5度。黒のボックスよりもマイナス1度水温上昇が抑えられています。
続いてはCの発泡板に乗せた黒のボックス
24.2度。これまでの3つの中では一番上昇を抑えています。
最後にDの簀の子の上に置いた黒のボックス
24度。4つの中で一番抑えられており、基準となるBよりも1.5度低い結果となりました。
今日行った検証からは、風通しの良い簀の子が一番水温の上昇を抑える効果があることが分かりました。
一番水温が上昇したのはBの黒いボックスを直置きというパターンでした。
この記事が、限られたスペースに水量が少ない水槽を置いているという方のお役に立てれば幸いです。
それでは今日はこの辺で。