SOMEDAY's Studio~改~Japanese Medaka

メダカのことが中心のブログです。それ以外のことも時々書きます。

水、バクテリア、濾過について少しだけ

皆さん、こんにちは!


(19度/14度)


今年一番の冷え込みでした。朝はいつものように夏仕様でポロシャツ一枚で出勤しましたが、寒かったので午後から一枚羽織りました。
小雨が降り、余計に寒さが増したような一日でした。



先日の記事で、余程水換えをサボる水槽でなければ、硝酸塩は気にしないと書きました。実は、ウチには水換えをサボっている(やりづらい)水槽があり、「折角なら測定してみようかな・・・」という出来心で、試薬をポチッとしちゃいました(汗)

手前から、硝酸塩、亜硝酸、アンモニアの試薬の並びです。重要度というか蓄積すると致命的なのは、逆の並びで奥からアンモニア、亜硝酸、硝酸塩の順番になります。
アンモニアと亜硝酸は、同じくらい危険だと言われています。


知り得る範囲で濾過の流れを簡単に言葉だけで説明すると、水槽を新規で立ち上げたとき、それぞれを分解するバクテリアは、当然発生していません。
間違っていたらごめんなさいですが、エサを与えると排泄することにより、アンモニアが発生します。その後たしか2週間前後だったと思いますが、アンモニアを亜硝酸に変化させるバクテリアが発生します。アンモニアを食べて亜硝酸を排泄するバクテリア、という言い回しは間違っているかもしれませんが、わかりやすく言うとそんな感じです。
そして次に亜硝酸を比較的無害な硝酸塩に分解するバクテリアが発生します。


硝酸塩は比較的無害ですが、植物の栄養になったりします。別の言い方をすると、コケも植物の仲間なので、硝酸塩が蓄積された水(富栄養化した水)が入っている水槽では、コケが発生しやすくなります。新しい水にはコケは発生しづらいですが、古くなった水には発生しやすいのはそのためです。


水草水槽では、週に一回、三分の一ほどの水換えをすることが推奨されていますが、これは生体のためというよりもむしろ蓄積された養分がコケの栄養分になり、コケが繁茂することを防ぐための水換えだと自身は捉えています。


言葉足らずな説明かと思いますが、まとめると


●アンモニアと亜硝酸は生体にとって毒になる
●硝酸塩は生体には余程の量が蓄積されないと害にはならないが、コケの原因(栄養)になる
●エサを与えなければ(生体が排泄しなければ)、アンモニアはほぼ発生しない。そのため、アンモニアを餌にする亜硝酸も発生しなければ、亜硝酸を食べる(分解する)硝酸塩も発生しづらい。


大したことは書けませんが、ちょっと頭の片隅に置いて頂ければ、知らない場合よりも失敗が少なくなったり、水槽の美観を保つことができると思います。


新しい水(バクテリアがいない水)にキャパオーバーの生体を入れて餌をガンガン与えると、アンモニア濃度が急速に上昇し、生体がダメージを受けます。最悪、死んでしまいます。これを避けるためには、こまめな水換えか、濾過装置の設置で対応できます。(キャパオーバーはお勧めできません)
自身はこまめに水換えができないので、濾過を置いているという結論に至ります。


濾過をつけず、水換えもあまりできない場合には、少数の生体と控えめな餌で美観と生体の健康を維持できることもあります。


環境によって差が出てくる部分ですので、ざっくりと認識していただければと思います。

それでは今日はこの辺で。

×

非ログインユーザーとして返信する