SOMEDAY's Studio~改~Japanese Medaka

メダカのことが中心のブログです。それ以外のことも時々書きます。

水温で刺激を与え、孵化を促す

皆さん、こんにちは!
(10度/5度)


本日のタイトル「水温で刺激を与え、孵化を促す」。一手間加えることで、孵化を促すことができます。


用意するのは水温計です。


卵を管理する水温は28度にしているので、その温度よりも2度ほど高い30度の水を用意します。


30度の水を張ったボウルにメチレンを垂らし、攪拌させます。


30度の水が入ったボウルに産卵床を移して完了です。

1~2時間で、まとまった数の針子が生まれてきます。


何故この方法をとるのかというのには、自分なりの仮説があります。正解ではないかもしれませんが(笑)
春や夏は、屋外では朝から昼にかけて水温がググッと上がり、その刺激を受けて針子が孵化する「きっかけ」になると思います。朝と昼では水温差は10度以上です。僅か4~5時間で水温が10度以上高くなります。
一方の屋内加温管理は、水温はほぼ一定です。つまり刺激がないので「きっかけ」がありません。
意図的に卵の中にいる孵化間近の針子に、この「2度」の温度差を体験させることがちょっとしたコツだと考えて、最近はこの方法でやっています。


この方法で使う水は、産卵床を移して間もなく針子が生まれてくるので、カルキ抜きを行うことも必要です。
それと根本的なことですが、「卵の中の針子が孵化の一歩手前まで育っている」ことは言うまでもありません。
今更ですが、メダカの飼育を始めて間もない方のために書くと、卵が孵化する条件は「水温×日数」が「250」になることです。つまり水温25度では10日で250になり、孵化が始まります。若干前後することもあります。
別の書き方をすると、250を現在の水温で割ると日数が導き出されます。屋内加温は水温がほぼ一定なので、こちらのほうが計算しやすいかと思います。
ただし、水温が20度などでは孵化率は下がります。卵が育ちづらいです。


色々と試しながら楽しんでいます。


それでは今日はこの辺で。

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